ジムで甘々トレーニング【読破!読みモノシリーズ】

『ジムで甘々トレーニング』

萌(もえ)は鏡の前でため息をついた。ぽっちゃりとした体型が、彼女の長年のコンプレックスだった。24歳、OLとして忙しく働く日々の中で、SNSの華やかな投稿に心が揺れる。自分を変えたい――その一心で、ネットで見つけた「絶対に痩せられる」と噂のスポーツジム「Sweet Fit」に入会を決めた。
初日、ジムのドアをくぐると、甘いアロマの香りが漂う明るい空間が広がっていた。受付で出迎えたのは、担当トレーナーの大樹(だいき)。26歳の彼は、引き締まった体とクールな目元が印象的で、落ち着いた声が萌の心をざわつかせる。
「萌さん、俺が担当の大樹だ。目標、しっかりサポートするから、気楽にやろう」
その低く響く声に、萌の心臓はドクンと跳ねた。緊張で固まる彼女に、大樹は柔らかく微笑む。
「初めてのジム、緊張するよな。ほら、まずは体をほぐしていこう」
萌は頷き、トレーニングルームへと案内された。だが、すぐに気づく。大樹の指導は、どこか普通とは違う。
初日のストレッチ。萌はマットの上で大樹の指示に従い、腕を伸ばしたり体を曲げたりする。大樹は彼女のすぐそばに立ち、肩や背中に手を添える。その感触はプロフェッショナルそのものだったが、指先が触れるたび、萌の体に熱が走る。
「萌、肩が硬いな。コリコリしてる。ここ、ちゃんとほぐさないと」
大樹の指が肩甲骨のあたりをゆっくり押す。円を描く動きに、萌の体はピクリと反応してしまう。
「んっ…大樹さん、ちょっと…くすぐったい、かも…」
萌が照れ隠しに笑うと、大樹は口角を上げ、目を細める。
「くすぐったい? なら、もっとリラックスしろよ。ほら、深呼吸」
彼の声は優しく、しかしどこか命令的。萌は素直に従い、息を吐くたび、大樹の手は背中から腰へと滑っていく。トレーニングウェア越しでも、熱い感触に萌の心は乱れる。

「大樹さん、これ…ほんとに必要、ですか?」
「必要だろ? 体が硬いままじゃ、トレーニングの効果も出ない。ほら、ここも」
大樹の手が腰のくぼみに触れる。指が軽く押すたび、萌の体はビクンと跳ね、声が漏れそうになる。
「やっ…そこ、なんか…変な感じ…」
「変な感じ? ふっ、慣れれば気持ちいいぞ。リラックスして、俺に任せろ」
大樹の言葉に、萌は抗えず、身を委ねるしかなかった。指導のはずなのに、まるで誘惑されているような錯覚に陥る。
数週間が過ぎ、萌はジム通いを続けていた。体重は少しずつ減り、体のラインも引き締まってきた。だが、彼女の心を占めるのは、大樹の存在だった。彼のクールな態度と、時折見せる挑発的な笑みが、萌を翻弄する。
ある日、閉館後のプライベートセッション。大樹は萌をマッサージルームに案内した。薄暗い部屋にアロマの香りが漂い、雰囲気がいつもと違う。萌はマットにうつ伏せになり、大樹の手が背中に触れる。

「萌、最近頑張ってるな。体、だいぶ柔らかくなってきた」
大樹の声は低く、甘い響きを帯びている。彼の手は背中から腰、さらには太ももの内側へと滑る。プロの技術のはずなのに、指先が敏感な部分を掠めるたび、萌の体は熱くなる。
「んっ…大樹さん、そこ…ちょっと…敏感、です…」
「敏感? なら、もっと丁寧にほぐしてやるよ。ほら、力抜け」
大樹の指が太ももの内側をゆっくり押す。萌は声を抑えるのに必死だが、体の反応は隠せない。指が肌を滑るたび、電流のような快感が走る。
「や、だ…大樹さん、こんなの…トレーニングじゃない、ですよね…?」
萌の震える声に、大樹は低く笑う。
「トレーニングだよ、萌。Sweet Fitのモットー、知ってるだろ? 気持ちよくなることで、体も心も変わるんだ」
彼の手はさらに大胆になり、太ももの付け根を軽く撫でる。萌の体は熱を帯び、頭がぼうっとする。
「んあっ…大樹さん、待って…これ、だめ…」
「だめ? でも、萌の体、嫌がってないみたいだぞ」
大樹の声はからかうように響き、指先はさらに際どいラインをなぞる。萌は恥ずかしさと快感で頭が真っ白になり、ただ彼の手の動きに身を委ねるしかなかった。
セッション後、萌は更衣室で一人、鏡を見つめていた。汗と興奮で火照った体、引き締まり始めたライン。確かに変わってきている。でも、それ以上に心を乱すのは、大樹の存在だった。
「これ…ただのトレーナーとクライアントじゃないよね…?」
萌は自分の気持ちに戸惑う。大樹のクールな態度、時折見せる甘い笑み、そして際どい触れ合い。すべてが彼女を新しい世界へと引きずり込む。
次のセッションの日、萌は覚悟を決めてジムへ向かった。トレーニングルームに入ると、大樹がいつものクールな笑みで迎える。
「萌、準備できてるか? 今日はもっと深いとこ、ほぐしてやるよ」
その言葉に、萌の心はドクンと跳ねる。彼女は頷き、マットに横たわる。大樹の手が肩から背中、腰へと滑り、さらに太ももの内側へと進む。
「んっ…大樹さん、今日、なんか…いつもより…」
「いつもより? ふっ、もっと気持ちよくしてやるよ。ほら、深呼吸」
大樹の指が敏感な部分を軽く押す。萌の体はビクンと反応し、声が漏れる。

「あっ…や、だ…大樹さん、こんなの…恥ずかしい…」
「恥ずかしい? でも、萌の体、素直だな。ほら、もっと感じてみろ」
大樹の手はさらに大胆になり、太ももの奥を撫で上げる。萌は快感に耐えきれず、声を抑えるのに必死だ。
「大樹さん…これ、ほんとに…トレーニング…?」
「トレーニングだよ。萌の体、ちゃんと反応してる。偉いな」
彼の声は甘く、まるで誘惑そのもの。萌の心は完全に彼に支配されていた。大樹の手が動くたび、彼女の体は熱くなり、頭は快楽に溺れていく。

「大樹さん…私、なんか…変になりそう…」
「変になる? いいよ、萌。もっと変になれ。俺が全部受け止めてやる」


大樹の言葉に、萌は抗うことをやめた。彼の手に身を委ね、快感の波に飲み込まれていく。トレーニングのはずが、まるで恋人のような親密な時間。萌の心と体は、大樹の指導で新しい自分へと変わっていく。
数ヶ月後、萌は鏡の前で微笑んでいた。体重は目標に近づき、体のラインは見違えるほど引き締まっていた。だが、それ以上に変わったのは心だった。大樹の指導は、彼女に自信と新たな感覚を与えてくれた。
「萌、ほんと綺麗になったな」
大樹の言葉に、萌ははにかむ。
「うん…大樹さんのおかげ。いろんな意味で、変われたよ」
Sweet Fitでの日々は、ただのダイエットではなかった。自分を受け入れ、自信を持ち、そして大樹との特別な関係が、萌の人生を甘く、熱く彩っていた。
「次も、もっと気持ちよくしてやるよ。準備しとけよ、萌」
大樹の挑発的な笑みに、萌は頷き、心臓がまたドクンと跳ねる。彼女の新しい自分は、大樹の指導とともに、さらなる高みへと向かっていくのだった。