酔っ払いが婚約者と間違えて隣人と●●●する話。【読破!読みモノシリーズ】

酔っ払いが婚約者と間違えて隣人と●●●する話。

さやか、28歳。結婚を目前に控えた彼氏・悠斗との同棲生活は、愛に満ちているはずだった。しかし、広告代理店での激務と悠斗のIT企業での深夜残業が、ふたりの時間をすり減らしていた。キスも、触れ合いも、最近は遠い記憶。さやかの心は、満たされない欲と寂しさでざわめいていた。

その夜、さやかは上司の接待で深酒を強いられ、足元もおぼつかないほど酔っ払ってマンションに帰ってきた。時計は深夜3時。ふらふらとエレベーターに乗り込み、鍵を開けて部屋に入る。薄暗い室内、ベッドの上に誰かがいる気配を感じた。

「悠斗…? 待っててくれたの?」
さやかは笑いながら、ヒールを脱ぎ捨て、スーツのジャケットを放り投げた。酔いで頭がくらくらする中、ベッドに近づくと、男のシルエットが浮かび上がる。

「さやか、遅かったな。…待ってたぜ。」
低く、掠れた声。さやかはそれが悠斗だと信じ、甘い期待に胸が高鳴った。
「ごめんね…上司がしつこくて…ん、なんか、今日の悠斗、声かっこいいね。」
彼女はベッドに腰掛け、男の胸に手を這わせた。暗闇の中、いつもより硬く、熱い体温が指先に伝わる。

「かっこいい、か。なら、もっとかっこいいとこ見せてやるよ。」
男の手がさやかの腰を強く引き寄せ、唇が首筋に吸い付いた。熱い吐息と鋭い歯の感触に、さやかは小さく喘いだ。
「んっ…! 悠斗、ちょっと…急すぎるよ…!」
「急? お前だって、こうされるの待ってたんだろ?」

男の指がさやかのブラウスを乱暴に引きちぎり、ボタンが床に転がる。冷たい空気が肌を撫で、すぐに熱い手が胸を覆った。
「やっ…! こんな…激しいの、久しぶり…!」
さやかは酔いと快感に流され、身体を男に預けた。スカートがたくし上げられ、ストッキングが引き裂かれる音が響く。

「さやか、お前…こんなに濡れてるじゃん。溜まってたんだろ?」
男の声は意地悪で、さやかの耳元で囁くたび、身体が勝手に反応してしまう。
「やだ…そんなこと、言わないで…んんっ!」

男の動きは容赦なかった。さやかをベッドに押し倒し、力強い腰使いで彼女を貫く。いつもより大きく、熱い感触が奥深くまで響き、さやかはシーツを握りしめ、声を抑えきれなかった。
「悠斗…! だ、だめっ…! こんなの…奥、突きすぎ…っ!」
「突きすぎ? でも、お前、こんな風に乱れてるじゃん。もっと欲しいだろ?」
男の言葉に、さやかは羞恥と快楽の間で揺れる。身体が熱く、頭が真っ白になる。

「やっ…! もう…イっちゃう…! 悠斗、だめぇ…!」
さやかが叫んだ瞬間、部屋の電気がカチッと点いた。
「…え?」
眩しさに目を細め、さやかは目の前の男を見た。そして、息を呑んだ。

そこにいたのは、悠斗ではなかった。浅黒い肌、鋭い目つき、口元に浮かぶ不敵な笑み。見ず知らずの男が、さやかを見下ろしていた。
「はは、すげえ顔してるな、さやか。どうした?」
男は余裕たっぷりに笑い、さやかの頬を軽く撫でた。

「…誰!? あなた、誰なの!?」
さやかは慌ててシーツを引き寄せ、震える声で叫んだ。頭が一気に冷える。
「誰って、俺は遼。この部屋の住人だけど?」
男――遼はベッドの端に座り、さやかを見つめる。その目は、まるで獲物を値踏みするような光を帯びていた。

「うそ…私、部屋間違えた…?」
さやかは周囲を見回した。確かに、家具の配置が違う。カーテンも、悠斗と選んだものではない。酔っ払って、隣の部屋に入ってしまったのだ。
「間違えた、ね。まぁ、でも…お前、めっちゃ感じてたじゃん。俺も悪くなかっただろ?」
遼はニヤリと笑い、さやかの肩に手を置く。

「やめて! 触らないで! 私、すぐ出るから…!」
さやかは乱れた服を掻き集め、部屋を飛び出した。心臓がバクバクと鳴り、恥ずかしさと恐怖で身体が震えた。


翌朝、さやかは疲れ果てた顔で会社に向かった。昨夜の出来事が頭を支配し、悠斗には何も言えなかった。
「さやか、なんか元気ないな。昨日、飲みすぎた?」
悠斗の心配そうな声に、さやかは無理やり笑顔を貼り付ける。
「うん…ちょっとね。大丈夫、気にしないで。」

会社に着き、デスクで資料を整理していると、上司が新しいクライアントを連れてきた。
「さやか、この人が今日から担当の佐藤さん。よろしくな。」

さやかは顔を上げ、凍りついた。そこにいたのは、昨夜の男――佐藤遼だった。
「よ、さやか。また会ったな。」
遼はニヤリと笑い、さやかに手を差し出す。その手は、昨夜彼女の肌を這った手と同じだった。
「さ、佐藤さん…よろしくお願いします…」
さやかは震える声で握手を返す。遼の指が、わざと彼女の手を強く握り、親指で掌を撫でた。

その日から、さやかの日常は一変した。遼はクライアントとして頻繁に現れ、さやかを挑発する。
「さやか、昨夜のこと、夢みたいだったな。あの声、また聞きたいよ。」
会議室で二人きりになると、遼はさやかの耳元で囁く。
「やめてください! あれは…間違いだったんです!」
さやかは顔を赤らめ、必死に抵抗するが、遼は笑うだけだった。
「間違い? お前の身体、めっちゃ正直だったけどな。ほら、こうやって…」
遼の手がさやかの太ももに触れ、スカートの上からゆっくりと這う。

「やっ…! やめて、こんなとこで…!」
「静かにしろよ。バレたら、お前の婚約者にどう説明すんだ?」
遼の言葉に、さやかは言葉を失う。羞恥と恐怖、そしてどこかで疼く感覚に、彼女は混乱した。


ある夜、遼はさやかをバーに誘った。クライアントとしての立場上、断るのは難しかった。薄暗いバーの個室で、遼はグラスを傾けながらさやかを見つめる。
「さやか、お前、ほんとエロいよな。あの夜の顔、忘れられねえ。」
「佐藤さん、もうその話やめて…私、婚約者がいるんです。」
さやかはきっぱりと言うが、遼は鼻で笑う。
「婚約者? そいつ、お前をこうやって燃えさせられるか? 俺には、物足りなさそうに見えたけど。」

その言葉が、さやかの心を抉った。悠斗とのすれ違い、冷めた夜。遼の言葉は、彼女の奥底に隠れた欲望を暴き立てる。
「さやか、俺ならお前を狂わせてやれる。試してみねえ?」
遼の手が、さやかの膝を滑り、太ももの内側に忍び込む。

「や…だめ、こんな…!」
さやかは抵抗しようとしたが、遼の指が絶妙に動くたび、身体が勝手に反応してしまう。
「ほら、こうやって触られると…お前、ゾクゾクするだろ?」
遼の声は低く、さやかの耳を甘く侵す。彼女は唇を噛み、目を閉じた。


数週間後、さやかは衝撃的な事実を知る。遼が関わるプロジェクトの裏で、違法な取引が動いているという噂だった。
「佐藤さん…あなた、本当は何者なの?」
さやかは勇気を振り絞り、遼に問う。

「俺? ただの男だよ。まぁ、ちょっと危ねえ遊びもするけどな。」
遼は笑いながら、さやかの顎を持ち上げる。その目は、底知れぬ闇を湛えていた。
「さやか、お前もこの遊び、嫌いじゃないだろ? あの夜の熱、また感じたいよな?」

遼の手が、さやかの腰を引き寄せる。彼女は逃げようとしたが、身体が動かない。恐怖と、禁断の引力。さやかの心は、悠斗への愛と、遼の危険な魅力の間で引き裂かれていた。 「俺を選べよ、さやか。後悔させねえ。」
遼の唇が、さやかの首筋に触れる。その瞬間、彼女の理性は再び揺らぎ始めた――。

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