愛さないといわれましても～元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる〜【おすすめ人気作品】

漫画『愛さないといわれましても～元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる〜』あらすじ

「君を愛することはないだろう」伯爵令嬢のアビゲイルは政略結婚の初夜、夫から愛さない宣言をされてしまい、焦る。
それって……ごはんはいただけないということですか！？家族から虐げられてきたアビゲイルは、夫と幸せになれるのか！？
「小説家になろう」発、新感覚餌付けラブコメディー！待望のコミカライズ第1巻！

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レビュー

小説のコミカライズはお話と絵柄の相性だけでなく、どこを削ってどこを生かすか、文章のどの部分を絵で表現してどの部分を文字で表すか、その取捨選択のセンスがとても大事だと思います。
こちらの作品は絵柄も素敵で、取捨選択のセンスもある良作です。ややコミカルに寄せてるかな？ボケとツッコミ完璧なふたりのやり取りに、ほのぼのしたりクスッとなったりします。アビーちゃん愛くるしい。
このマンガを気に入った方は是非、Webで原作も読んでみて欲しいです。普段文字は読まないって人にもとっつきやすい、とても読みやすい文体です。アビーちゃんの天然可愛いさと、旦那さまのアビーちゃんへの想いを、より細かく知ることができますよ！私は原作読みにいって、何度かふいに泣きそうになりました。アビーちゃんは鋼メンタル…魔王メンタルなので、理不尽に虐げられてもガチで全く傷つかないのだけれど、そんなアビーちゃんの分まで旦那さまやタバサが心を痛めていて、ああ愛だなってしみじみ思いました。

面白過ぎてびっくりした！！！！最初は、愛さない仮面夫婦からの話かと思いきや、アビゲイルという主人公の未知さ、そして旦那さんの流れるような自然な餌付け！話も引き付け方と引き出し方も、読みやすく見やすく、後半の「傷つかないが悪意ある人間に利用されたくない、俺が嫌なんです」のくだりがは、本当に大好きなシーンです。旦那様の愛情深さと、アビゲイルを心から理解しているからこその台詞で素敵でした。やはり何と言ってもアビゲイル！この子の愛らしさったらたまりません！！！アビゲイルは魔王アビゲイルらしく、そのまま愛されていって欲しいです。続きも楽しみにしております！！

「君を愛することはない」から始まるありきたりな冷徹子爵。そこからページをめくるたびに、ん？ん？あれ？えっ？えーっ?!と、どんどん予想外の展開に話が転がっていき、作品へのイメージの軌道修正を余儀なくされました。そういやほんとにサブタイ通りなんですね…。最初の数ページから、誰が後続のジェラルドを予測できるでしょうか？アビーに振り回されつつ、でも実はしっかり操縦・溺愛しているのが素晴らしい。そして、アビーのキャラの独創性も素晴らしいです。
新刊出てすぐ買い進めてしまったので、続きが気になって原作にも少し手を出してしまいました。私はコミカライズのほうが好きです。原作を上手くまとめてあるように思います。原作の文章も苦手かな…。話は好きなんですが。それと、コミックのアビーのビジュアルのほうが話に合っているとおもいます。原作のほうはアビーが本当に子どもっぽいので、奥様とか閨とか、全然イメージに合わない。かといって、あまり大人に描くとなんだかイタい女性になってしまうし、このコミカライズのアビーは子ども過ぎずイタくも見えず、絶妙なバランスポイントを突いているスゴい可愛いキャラになっています。なるべく今後はコミカライズで楽しみたい。電車の中でうっかり読めないくらい本当に面白いので、この面白さをぜひいろんな人に知ってほしいです。

どうせスカした夫なり婚約者なりが実はツンデレでした、ってなるんやろー、と敬遠していたこともありました。が、全然違った！めっちゃ面白い。コミカライズの作家さんのセンスと表現力が抜群に良いというのもありますが、元魔王さんめちゃめちゃ面白くて、好き。大好き。これは、あれですよね。異種間萌えの人にも刺さるヤツですよ。本当にタイトルで敬遠していて長らく損していたなー。もったいないことをしましたわ。【追記】３巻まで読了。『レタス(１カメ)』『レタス(２カメ)』『レタス(３カメ)』と３アングルでのレタスは無理なのよ。我慢できなかった。ブホッて水噴きました。