マッチングアプリ禁断の果実【読破!読みモノシリーズ】

『マッチングアプリ禁断の果実』

大木智史、38歳。都内の企業で働く平凡なサラリーマン。独身、恋人なし、そして女性経験はほぼゼロ。学生時代から恋愛に縁がなく、「素人童貞」というレッテルを背負いながら生きてきた。職場では真面目で穏やかな「いい人」として通っているが、心の奥では抑えきれぬ欲望が渦巻いている。

その欲望の対象は、数ヶ月前に契約社員として入社した望月小春、23歳。彼女は地味で、化粧っ気のないシンプルな装い。髪は一つにまとめ、笑顔も少ない。だが、智史の目はごまかせない。彼女の透き通る白い肌、整った顔立ち、そして20代前半とは思えない豊満な胸と、歩くたびに揺れる官能的なヒップ。まるで熟れた果実のような、男を狂わせる肉感的な魅力が彼女にはあった。

「もし、あの身体に触れられたら…一夜でもいい、彼女を抱けたら…」 そんな妄想が、智史の頭を支配していた。しかし、コンプライアンス厳守の現代、職場の年下女性に手を出せば破滅だ。欲望を封印するしかない。それでも、抑えきれぬ衝動に突き動かされた智史は、半ばやけくそで「パパ活アプリ」に手を出した。


金曜の夜、残業を終えた智史は、ソファに沈み込み、スマホでアプリを開いた。数人の女性からのメッセージの中、ひとつのプロフィールが目を奪った。

名前:こはる(23歳)
メッセージ:仕事終わりに優しい方と甘い時間を。条件はDMで相談させてください。

顔は写っていないが、タイトなワンピースに包まれた曲線美が際立つ写真。胸の膨らみと、腰からヒップへの流れるようなラインに、智史の喉が鳴った。半信半疑でメッセージを送ると、すぐに返信が来た。金額は彼の貯金で賄える範囲で、「食事からでOK、信頼できる方ならそれ以上も…」と書かれている。智史の心臓が早鐘を打つ。週末の夜、都心のカフェで会う約束を取り付けた。 「どんな子かな…まさか、望月みたいな子だったら…」
そんなありえない妄想を抱きながら、智史は眠りについた。


約束の夜、智史はカジュアルなジャケットとジーンズでカフェの前に立っていた。緊張で手が汗ばむ。やがて、向こうから歩いてくる女性が見えた。深い胸元で豊満な谷間を強調しているワンピース。歩くたびにヒップが誘うように揺れ色気を際立たせる。 だが、彼女が近づくにつれ、智史の心臓が止まりそうになった。

「望月…?」 そこにいたのは、紛れもなく職場の後輩、望月小春だった。普段の地味な姿とは別人のように、化粧で引き立てられた顔は妖艶で、赤いリップが唇を際立たせる。ワンピースは彼女の曲線を惜しげもなく晒し、智史の視線を釘付けにした。小春もまた、智史を見て凍りつき、顔が真っ赤に染まる。

「大木…さん?どうして…?」
彼女の声は震え、瞳に動揺と羞恥が浮かぶ。

「それ、こっちのセリフだ。望月、こんなところで何してるんだ?」
智史の声には詰問の色が滲む。欲望と驚きが交錯し、彼の頭は混乱していた。

小春は唇を噛み、うつむいて囁いた。「お願い…会社には、黙っていてください…」

その懇願する瞳に、智史の胸に獣のような衝動が湧き上がる。彼女がこんな秘密を抱えているなんて。だが、彼女の儚い表情に心が揺れた。

「…話そう。どこか静かなところで。」
智史の声は低く、抑えた欲望が滲む。

小春は一瞬迷ったが、うなずいた。「そこのホテル…でいいですか?」

智史の息が止まった。ホテル。彼女の提案はあまりにも大胆で、彼の想像を遥かに超えていた。「…ああ、いいよ。行こう。」


ホテルの部屋に入ると、ワンピース姿でソファに腰掛けた。布地が彼女の身体にぴったり張り付き、胸の膨らみとくびれた腰が強調される。智史は彼女の向かいに座り、緊張で喉がカラカラだ。部屋の空気は甘く重く、二人を隔てるのは薄い欲望の膜だけだった。

「大木さん…私、こんなことしてるなんて、誰にも知られたくなくて…」
小春の声は小さく、切ない。「パパ活なら、仕事終わりに稼げるし…生活のために、仕方なかったんです。」

智史は彼女の言葉を聞きながら、彼女の身体に視線を這わせた。ワンピースの胸元から覗く谷間、タイトな布地に締め付けられたヒップ。彼女の白い太ももがソファの上で組み替えられ、わずかに裾がずり上がる。

「望月、こんなことしなくても…何か方法があるだろ?」
智史の声は掠れ、欲望を抑えるのに必死だった。

小春は小さく笑い、ソファから立ち上がった。ワンピースの裾が揺れ、太ももの奥がちらりと覗く。彼女は智史の前に立ち、ゆっくりと彼の手を取り、自分の腰に導いた。柔らかい肉感と、甘い香水の匂いが智史の理性を溶かす。

「大木さん…私、嫌いにならないでくださいね。」
彼女の声は囁くように甘く、瞳は潤んで智史を見つめる。

「嫌いになんて…なるわけないだろ。望月、お前…こんなに綺麗だったのか…」
智史の声は震え、欲望が言葉に滲む。彼は小春を強く抱き寄せ、彼女の唇に貪るようにキスをした。彼女の唇は柔らかく、ほのかに甘いリップの味がした。小春は一瞬身を固くしたが、すぐに抵抗をやめ、智史の背中に腕を回し、熱く抱きしめてきた。彼女の豊満な胸が智史の身体に押し付けられ、柔らかな感触が彼を狂わせる。

「大木さん…んっ…優しくして…」
小春の声はキスの合間に漏れ、熱い吐息が智史の耳をくすぐる。


智史の手は小春の背中を滑り、ワンピースのファスナーを下ろした。布地がはだけ、彼女の白い肌が露わになる。レースのブラに包まれた豊満な胸が月明かりに照らされ、滑らかな腹部とくびれた腰が彫刻のように美しい。小春の吐息が熱を帯び、智史の耳元で甘く響く。

「大木さん…恥ずかしい…見ないで…」
彼女の声は羞恥に震えるが、身体は智史に預けるように寄りかかる。

「見ないなんて無理だ…望月、お前、こんな…こんな身体だったのか…」
智史の声は掠れ、彼女の首筋に唇を這わせた。彼女の肌は熱く、汗と香水が混ざった匂いが彼を煽る。小春の手が智史のシャツを脱がせ、震える指で彼の胸に触れる。その感触に、智史は自分がどれほど彼女を欲していたかを痛感した。 智史は小春をベッドに押し倒し、彼女のブラを外した。解放された胸が揺れ、ピンク色の先端が月明かりに輝く。彼は彼女の胸に唇を寄せ、ゆっくりと舌を這わせた。小春の身体がびくんと反応し、甘い喘ぎが部屋に響く。

「んっ…大木さん…そこ、だめ…」
彼女の声は切なく、智史の手を握りしめる。

「だめじゃないだろ…望月、もっと声、聞かせてくれ…」
智史は囁きながら、彼女の腰に手を滑らせ、ワンピースを完全に脱がせた。レースの下着が彼女の白い肌に映え、智史の欲望をさらに掻き立てる。二人の身体は絡み合い、互いの熱を貪るように求め合った。小春の吐息は次第に喘ぎに変わり、彼女の瞳は潤んで智史を見つめる。その視線に、智史はただの肉体的な関係以上のものを感じた。

「大木さん…私、こんなの…初めて…」
小春の声は途切れがちで、智史の動きに合わせて身体が震える。

「俺もだ…望月、お前とこうしてるなんて…夢みたいだ…」
智史の声もまた、感情に揺れていた。二人の身体は一つになり、互いの熱と鼓動が溶け合う。彼女の柔らかな肌、甘い喘ぎ、すべてが智史を狂わせ、夜は果てしなく続いた。

夜が深まる中、二人は互いの秘密と欲望を共有した。行為の合間、小春は智史の胸に顔を埋め、ぽつりと呟いた。

「私、こんなことしてるけど…ほんとは、普通の恋愛がしたいんです。」

その言葉に、智史の心が揺れた。彼は彼女の髪をそっと撫で、初めて彼女の心に触れた気がした。

「俺だって…お前みたいな子と、ちゃんと付き合いたいって、ずっと思ってた。望月、俺じゃ…ダメか?」

小春は小さく笑い、智史の胸にキスをした。「大木さん、優しい…嫌いじゃない、です。」

二人の間に流れる空気は、熱を帯びながらも、どこか温かいものに変わっていた。パパ活という危うい関係から始まった夜だったが、智史は確信していた。この出会いは、ただの偶然ではない。もしかしたら、ここから本物の恋が始まるのかもしれない。

翌朝、ホテルの窓から差し込む朝日に照らされた小春の寝顔を見ながら、智史は決意した。彼女をこの世界から引き上げるため、そして、彼女と本当の関係を築くために、自分が変わらなければならない、と。

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