勇者ではなく魔王が主役!「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の魅力をネタバレ込みで徹底解説!

「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」は、MMORPGの世界に閉じ込められる異世界系漫画の王道ストーリーですが、主人公が勇者ではなく「魔王」であるという珍しい作品です。今回は、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の魅力を簡単にまとめました。

自分がプレイするゲーム内に召喚されてしまう


「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」は、MMORPG「クロスレヴェリ」内で圧倒的な強さである意味有名人だった「魔王ディアヴロ」こと坂本拓真が現実世界の姿ではなく、ゲーム内の姿で異世界に召喚されます。召喚者の2人がディアヴロを隷従にしようとキスをしますが、ディアヴロがクロスヴェリ内で所持していた「魔王の指輪」の効果により、召喚者の2人を逆に隷従にしてしまった事をきっかけに坂本拓真ではなく魔王ディアヴロとして異世界で生きていく事になります。勇者や救世主等として活躍する主人公が多い異世界系漫画の中で魔王を主人公にした事で話題を集めた作品です。ディアヴロが世界をどうするのかといった点が最初の注目ポイントです。


魔王ディアヴロは、元のMMORPG内と同等の能力で召喚されています。第1話時点でレベルが150だったり、多数の魔術を習得しています。高レベルで圧倒的な力を持っている事で普通の攻撃では傷1つ付ける事が出来ない事に加えて、装備しているアイテムに「反射能力」が付属している事で向かう所敵なしの存在となっています。戦闘に巻き込まれる事も多いディアヴロですが、難なく敵をなぎ倒していく爽快感もあるので「俺TUEEEE系」漫画が読みたいという方にもおすすめです。

しかし、中身の坂本拓真は現実世界では他人と会話をする事が苦手な「コミュ障」で、特に女性に対する免疫がほとんどありません。コミュ障がバレないように魔王ディアヴロとして尊大な口調・態度で会話をする事で周りをごまかしています。いつか拓真のコミュ障がバレるのではないかとハラハラさせられるといった点も人気を得ている理由の1つです。ただ、コミュ障ですが健全な男性なので女性には興味があるらしく、美少女に服従する事に抵抗がなかったり巨乳に視線が向かう描写も見受けられます。

セクシーなシーンやお色気キャラクターが続々登場!


「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」には、数多くの女性キャラクターが登場しています。メインヒロインの「シェラ・L・グリーンウッド」は、エルフ召喚士で金髪のロングの綺麗な髪にボディラインが出るピッタリとした衣装を身に纏っています。スレンダーな体型が多いエルフ族の中では珍しく、豊満なバストも魅力の1つです。一方、もう1人のメインヒロイン「レム・ガレウ」は、豹人族で黒髪ロングヘアにネコ耳といった可愛らしい見た目となっています。シェラとは、正反対にスレンダーな体型ですが露出の多い衣装を着用しておりセクシーさが伺えるキャラクターです。それ以外にも、幅広いタイプの女性が揃っているので好みのキャラクターが簡単に見付かります。

ストーリーは基本的にディアヴロ目線で進行しますが、女性キャラクターにスポットライトを当てたエピソードも豊富にあるので、お気に入りのキャラクターの活躍を読んで楽しむ事も出来ます。


魅力的な女性キャラクターのセクシーなシーンが見られる事で「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」は男性読者の心を鷲掴みにしています。定期的に水浴びシーンや胸元・脚を強調した描写が多いだけではなく、異世界系漫画では定番の「服のみが溶ける触手」も登場します。気持ち良さそうに入浴しているシーンから服が溶けて恥ずかしがっている表情といった様々なシチュエーションを楽しめる事でも評判です。

エッチなシーンがクローズアップされがちな「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」ですが、異世界系やファンタジー系漫画に慣れていない方でもサクサク読み進められる分かりやすい世界観や臨場感・迫力感のあるバトルシーン等、異世界系漫画としてのクオリティーが高い事でも有名です。さらに、シリアス要素以外のギャグ要素やラブコメ要素もしっかりと作中に散りばめられているテンポの良さから一気読みが出来る作品でもあります。ギャグ要素では実際にあるゲームのパロディがさり気なく使用されていたりとゲーム好きの方がクスッと笑える隠れた小ネタにも注目してください。

また、伏線が多い事も「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」の特徴として挙げられます。MMORPG「クロスレヴェリ」の世界に似ているという発言や回想はありますが、同一世界であると断言されていません。それ以外にも、複数の「魔王」や「魔族」が存在しているのに対して、敵対する「神族」が一向に現れない事も作中に残る謎として読者の注目を集め続けています。物語が進むにつれて徐々に伏線は回収されていきますが、まだまだ多くの伏線が放置されたままになっています。ストーリーを楽しんだ後に、気付けなかった伏線を見付けるために読み返したり、回収されていない伏線の回収方法を自分なりに考察したりと読む度に違った楽しみ方が出来る事でも高い評価を得ています。