【アニメ化決定】マンガ「川柳少女」の魅力をネタバレありで徹底解説!

「川柳少女」は週刊少年マガジンにおいて2016年から連載されている4コママンガです。2018年12月現在7巻まで発売されており、累計発行部数が50万部を突破している人気作品です。2019年春にアニメが放映されることが決定し、2019年春アニメの注目の一つとなりました。


マンガ「川柳少女」の舞台となっているのは柄井高校という架空の高校であり、物語の主人公・雪白七々子と毒島エイジは共にこの高校の文芸部に所属する高校1年生です。二人は中3の時に公民館で行われた川柳の句会をきっかけに出会い、雪白七々子は毒島エイジに好意を寄せるようになります。毒島エイジは雪白七々子の隣の中学に通っていたため、中学生の時にはそれ以降会うことはありませんでしたが高校入学時に再会し、共に文芸部に入部しました。「川柳少女」は彼らと文芸部の部長・片桐アマネやエイジの姉貴分・大月琴、作中の出来事をきっかけに仲良くなった美術部員の矢工部キノや花買タオなどを交えたラブコメディです。


「川柳少女」は個性的な登場人物も魅力です。主人公の雪白七々子は口下手で身振り手振りを使うこともあるものの、言いたいことは全て短冊に5・7・5の川柳を書いて伝えています。容姿端麗な美少女であり、制服のセーラー服の上に羽織っている赤いカーディガンが印象的です。男子からも人気がありますが、多少抜けているという天然な側面も持ち合わせています。細い見た目によらず、よく食べる場面も多く見られます。家族内でも川柳で話し、父・母・弟の4人で暮らしています。2019年春アニメでは花澤香菜さんが声優を務めます。


もう一人の主人公、毒島エイジは中学時代は強面のヤンキーな見た目通り喧嘩ばかりしていましたが、ある日喧嘩を申し込まれた相手に対して放った言葉が偶然にも5・7・5となっていることに気づき、川柳を詠み始めるようになりました。怖い見た目とは裏腹に優しい一面も見せていますが、デリカシーのなさが浮き出る場面も多々あります。妹・はなびはエイジを慕っており、七々子とも仲良くする場面があります。アニメでは畠中祐さんがエイジの声を担当します。


片桐アマネは柄井高校の高校2年生で二人の所属する文芸部の部長です。「北金まりあ」というペンネームで新進気鋭の作家としても活動しており、そのおかげで3人しか部員がいない文芸部も部費をもらっています。他人の恋愛を観察することを趣味の一つとしており、サングラスをかけて雪白七々子と毒島エイジを後ろからつけてニヤニヤ笑っている場面が多く登場します。小説のネタ集めのため、レストランなどでアルバイトもしています。

大月琴は柄井高校の高校3年生であり、美人で巨乳な毒島エイジの幼馴染です。毒島エイジは彼女のことを琴姉と呼び、姉貴分として慕っています。部活はアメリカ陸軍格闘術部に所属していて、見た目と部活のギャップが大きいことで柄井高校では有名です。しばしば性的に過激な発言や行動をし、それらに疎い雪白七々子をからかって楽しんでいることもありますが、彼女自身に彼氏はいません。

矢工部キノは柄井高校の高校1年生であり、美術部に所属しています。毒島エイジが落とした生徒証を拾い、それを届けようとしたことがきっかけで仲良くなりました。表情を作ることが苦手なため、言いたいことはスケッチブックに絵を描いて表現しています。一人っ子で姉に憧れているため、雪白七々子のことは姉のように慕っています。

花買タオは柄井高校の高校1年生であり、新聞委員を務めています。休日にはよく当たると評判の占い師として活動しており、普段から自分の行動を占いで決めていて、その占いで出た結果に逆らえず、その通りに行動しています。普段は制服の上にシマシマ模様のマフラーを巻いています。

原作マンガ「川柳少女」は雪白七々子と毒島エイジの二人のラブコメディなので二人の絡みが一番多いです。雪白七々子は毒島エイジに端から見ればかなり猛烈にアタックしているものの、毒島エイジの強烈な鈍感さとデリカシーのなさが災いし、ピュアな恋愛模様を繰り広げています。片桐アマネや大月琴らの野次馬が二人の恋模様を進めたり進めなかったりする場面もあり、二人のラブコメがメインの場面ではその二人のいずれか、または両方が登場していることが多いです。


また、ラブコメ要素以外の場面でもそのほのぼのとした日常が「川柳少女」の魅力の一つとなっています。例えば、雪白家での出来事が描かれることもあります。七々子を弟・ヒロが起こしにくるというような何気ない日常の出来事や父が七々子への溺愛を表している場面、七々子が健啖家を発揮しまくっている場面もあったりします。その他にも、片桐アマネを交え真面目に文芸部としての活動をしていたり、主人公の2人が出てこずに片桐アマネや矢工部キノの話が中心となっている話が登場することもあるため、主人公の2人だけではなく、登場人物全員の話が楽しめるのも魅力です。