魅力いっぱい!「五等分の花嫁」に登場の5人のヒロインを徹底調査!

「五等分の花嫁」は主人公である勉強だけが取り柄の男子、上杉風太郎と彼が家庭教師をすることになった5つ子姉妹との青春ラブコメディーです。週刊少年マガジンで連載されている同作ではキャラクターの魅力が際立ちます。ユニークでキュートな5人の魅力を紹介します。


最初に、5姉妹全員の特徴を紹介します。主人公である上杉風太郎の通う高校に中野、という姓の生徒が同時期に5人、同学年に転校してきます。彼女たちは5つ子であり、顔立ちは似通っていて主人公には見分けがつきませんが、それぞれ特徴のあるそれぞれ秀でたところのある美少女でした。彼女たちはそれぞれ美貌と個性で瞬く間に学校でも一躍有名人となりますが、彼女たちにはとある共通の秘密がありました。それは、5人揃って学業成績が悪いということでした。それぞれに得意な科目こそあれ、その得意科目さえ赤点という有様であり、落第しそうになった前の学校から逃げるように転校してきた、という経緯で風太郎の前に現れるのです。

そのような特殊な経緯で転校してきた5姉妹の赤点回避のため、上杉風太郎を家庭教師として雇うことになりますが、個性的過ぎる5姉妹を前に苦労の連続です。5姉妹には勉強のクセがついていないので机の前に座らせることさえ一苦労であり、家庭教師として勉強を教える前にいきなり苦難にぶつかります。加えて学年一位の学力を有するものの、性格的に皮肉屋なところがあり人づきあいがうまくありません。そして貧乏な家庭での暮らしから世間からズレている風太郎はそもそも家に上がることさえ出来ない、というところから彼の家庭教師生活は始まります。そこから彼らはお互いのことを知って、歩み寄っていけるのでしょうか。風太郎は勉強を教えて、5姉妹の赤点を回避することができるのでしょうか。


🌼長女 一花


5姉妹の長女である一花はショートカットの少女です。背格好や体形のほぼ同じな中野5姉妹にあって、髪型がシンプルで身体のラインが出るようなタイトな服を選び、飄々とした口調で話すことから他の姉妹よりも年上に見えてしまいがちな高校2年生です。それを本人も意識しているのか、平時は「私」としている一人称を「お姉ちゃん」とすることがあり、相談の聞き役やアドバイスを与える、という役回りを演じることが多いです。しかし、彼女本人はというと衣服で散らかった部屋に暮らし、時間にもややルーズなところが見え隠れする、決して一分の隙も無いキャラクターではなく、むしろ抜けているところの多いキャラクターです。

助言を与える側に回りやすい一花も迷いの中にある少女でもあります。彼女が役者を志し映画やドラマに出演していることで勉強以外に打ち込むことがあるために学業成績が芳しくない、という側面があると同時に、5姉妹で唯一職に就いているということから責任感を強く感じ過ぎてしまう原因にもなっています。また、自身に課した「お姉ちゃん」の役回りのために他の姉妹を慮りすぎて自分の気持ちを素直に表現できず、無意識に自分の本音を直視しないようにしている節があるなど、器用そうに見えてかなり不器用、というところも一花の魅力でもあります。


🎀次女 二乃


次女である二乃はツインテールの少女です。身だしなみにうるさく5姉妹の中では私服が最も派手であるなど、おしゃれを愛する少女でもあります。しかし少しトゲのある性格で時たま言葉が強くなりがち、素直になれないところが多いなど姉妹の中では風太郎と最もよくぶつかっているのが二乃です。反面、家庭的なところがあり姉妹に対しては優しいことが多いというのも二乃らしいところで、家族が好きすぎるあまり異分子である風太郎が家庭教師として家に上がってくることを快く思っておらず、あの手この手で風太郎が家庭教師をしようとするのを拒み、時に過ぎた行動をとってしまいます。ですが、例え快く思っていない風太郎であっても困っていれば助けずにはいられない優しいところも二乃のいいところでしょう。金髪の不良風男子であるキンタローくんに熱烈な片思いをするなど、姉妹の中でもトップクラスの乙女な思考を持っているのが二乃です。


🎧三女 三玖


三女の三玖は顔を半分隠す長い前髪が特徴の少女です。5姉妹では最も静かで運動神経も良くない、という側面もあってかシャイで少しダークな印象を抱かせる子です。物静かなことも手伝ってぼんやりしているようにも見えますし、不器用で味オンチという特徴のため他の姉妹のように明確にヒーローになる瞬間が訪れにくいキャラクターです。しかし、それぞれ我が強く主張がヒートアップしがちな姉妹を冷静にさせるストッパーの役回りを担うことが多いという特徴があります。また、家庭教師としてやってきた風太郎が歩み寄ろうとしてくる姿勢を少なからず好意的に思っており、5姉妹の中では彼に対して最も協力的な一人であると言えます。風太郎が5姉妹へのアプローチに悩む際には一花と並んで相談相手となることが多く、彼の家庭教師活動を支えるキーマンと言えるでしょう。


🍀四女 四葉


四女である四葉はショートカットに加えウサギの耳のように結んだリボンが特徴的な少女です。快活で能天気、小さいことには全くくよくよしない、という5姉妹の中でもきってのムードメーカーです。しかし実は人との関係を意識的に取り持っている節があるなど、見た目通りのただ元気な子、というわけではない子でもあります。運動神経抜群であることから運動部の助っ人を掛け持ちするなど他人の頼みを全く断れない人の良さはあるものの、そのために自身の時間が思うように取れなくなって窮屈な思いをしたり、学業成績の更なる低迷を招いたとしても困っている人を放っておけない、という性格から辛いと言い出せない弱さも持った子です。学業成績は5姉妹でも群を抜いて悪く、それをあっけらかんと語るなどそれを特に気にはしていないようですが、頑張る根性があるので三玖に次いで風太郎の講義を受けた一人となりました。


⭐️五女 五月


五女である五月は軽くウェーブしたロングヘアが特徴の少女です。風太郎が中野5姉妹で最初に出会った一人であり、他の姉妹と比べて大食い、あるいは腹ペコキャラクターとして認識されています。それを指摘されると真っ赤になるなどギャグ要員として見られるところもありますが、姉妹の中では最も真面目で自分でもきちんと勉強をしている、という少々異色の存在でもあります。しかしながら、人付き合いはそれほど苦手ではないものの、真面目過ぎるためか効率が悪く勉強がはかどらなくて苦しんでいました。風太郎と最悪の出会い方をしたため、初めは彼に反発しており、泣きながら勉強に取り組むなど、素直になれないところがあります。5姉妹の中では姉妹以外の人と最も多く話しているのがこの五月であり、他のピーキーな魅力の4人に比べるとやや地に足の着いた常識人、と言える振る舞いが目立ちます。それ故に損な役回りを担うことがあり、苦労人の側面もあるだけに何かと奔走することの多い子でもあります。


以上の5人が「五等分の花嫁」のメインヒロインです。それぞれ魅力的なキャラクターですが、主人公である風太郎や姉妹どうしで関わることでより魅力的な部分が現れてきます。姉妹どうし、外見が似通っていることを利用して入れ替わりトリックを使う、など5つ子ならではの立ち回りもあり、この作品のヒロインらしい振る舞いを探してみるのも面白いでしょう。個性的でキュートな5姉妹の活躍から目が離せません。