【アニメ化決定】「この音とまれ!」の魅力をネタバレありで徹底解説!

2019年春アニメ「この音とまれ!」は一体どのようなストーリーなのでしょうか。2012年からジャンプスクエアにて連載され、待望のアニメ化を果たし、原作マンガコミックス累計270万部突破の大注目作品の魅力をネタバレありで徹底解説します。


2019年春に公開されたアニメ「この音とまれ!」は、同名の原作マンガを元に制作されました。原作者は北海道釧路市出身のマンガ家・桜アミューで、この作品時にはアミュー名義で執筆しています。

「この音とまれ!」は和楽器・筝をテーマとした青春学園物語であり、2012年よりジャンプスクエアにて連載を開始し、作者初の連載デビュー作品でありながらコミックス累計270万部を突破して注目を集め、待望のアニメ化を果たします。分割2クールで放送され、第1クールは2019年4月から、第2クールは2019年10月から放送されます。アニメ化にあたって本作を知ったという人やコミックス1巻を読んでその面白さを実感したという人が多いようで、アニメとともに原作マンガを強く勧めるファンもいます。


さらに、2017年には作中に登場する筝曲が収録されたCDが発売され、文化庁芸術祭で優秀賞を受賞しています。作品だけでなく、作中の筝曲も注目されていると言っても過言ではないでしょう。

気になるストーリーは?

ある年の春、神奈川県立時瀬高校に進学した主人公・久遠愛(くどうちか)は、部員が倉田武蔵1人しかいない廃部寸前の筝曲部に入部します。廃部の危機だった筝曲部ですが、愛に加え、筝の家元を母に持つ鳳月さわとや愛の友人の足立実康、水原光太、堺通孝が入部したことによって、部員不足での廃部から逃れることができました。しかし、愛のことを快く思っていない教頭が筝曲部の廃部を目論みます。部員たちは部の存続を懸けて、1ヶ月後に全校生徒の前で演奏を披露することになりますが、無事に教頭から部の存続を勝ち取ることに成功します。その後も武蔵の同級生・来栖妃呂の入部や顧問である滝浪涼香の積極的な指導に加え、外部指導者・堂島晶の指導もあり、演奏技術の向上に成功した筝曲部は全国大会を目指して神奈川県予選に臨みます。そして、全国大会常連校である姫坂女学院やその姫阪女学院を関東邦楽祭で破った珀音高校というレベルの高いライバル校を相手に見事に予選を突破し、時瀬高校筝曲部は全国大会出場を決めるのです。翌年には、さらに新入生2人が入部し、部員9人となった時瀬高校筝曲部はいよいよ全国大会に挑むことになります。

主人公・久遠愛役に内田雄馬さん、もう1人の主人公・倉田武蔵役に榎木淳弥さん、ヒロイン・鳳月さわと役に種崎敦美さん、愛の幼馴染・高岡哲夫役に細谷佳正さん、特殊な才能を持つ他校生徒・神崎澪役に蒼井翔太さんなどキャストには人気と実力を備えた声優陣が多く起用され、ファンの間で話題になりました。


長年連載されているマンガが原作であるため元々のファンも多く、注目が集まった2019年春アニメ「この音とまれ!」の登場人物とそのキャストはどのような人物なのでしょうか。キャストの過去出演作とともにご紹介します。

主役の声優は内田雄馬さん!

主人公・久遠愛は時瀬高校筝曲部の部員であり、かつては札付きの不良少年でした。しかし、中学3年生の時に筝職人である祖父に預けられたことがきっかけとなり、彼との交流を通して更生します。愛は高校入学当初は周囲から不良と認識され、上級生からも恐れられていましたが、祖父が大事にしていた筝について深く知るために筝曲部に入部し、次第にその認識も薄れていきました。ケンカっぱやく、口が悪くて短気なところもありますが、仲間思いで優しい一面を持つ男子高校生です。愛を演じたのは「BANANA FISH」のアッシュ・リンク役や「アイドルマスターSideM」の桜庭薫役、「うたの☆プリンスさまっ♪」の鳳瑛二役など仲間思いで熱い役やクールな役、優しく穏やかな役など様々な役柄を演じている内田雄馬さんです。人気と実力の高い内田さんが愛として「この音とまれ!」でどういう演技を見せてくれるのか、キャスト発表と同時にファンの間でも期待が高まりました。

もう1人の主人公・倉田武蔵は、愛の1学年上で時瀬高校筝曲部部長です。地味ですが真面目で面倒見が良く、クセの強い新入生部員を部長としてまとめています。妃呂とは同じクラスで、当初は彼女に嫌悪感を抱いていましたが、筝曲部やクラスでの交流を通して次第に好意を抱くようになりました。武蔵を演じたのは「アイドルマスターSideM」の舞田類役や「ジョジョの奇妙な冒険 黄金風」のパンナコッタ・フーゴ役を演じた榎木淳弥さんです。もう1人の主人公としてストーリーと愛にどういう影響を与えるのか注目されました。


ヒロイン・鳳月さわは筝の家元・鳳月会の出身で、当代家元を母に持つ時瀬高校筝曲部部員です。筝の才能がありながら中学時代に母と仲違いをし、鳳月会を破門されてしまいます。入部時は他の部員のことを初心者として見下すこともありましたが、仲間として認めるようになってからは部員を引っ張る頼もしい存在となりました。そして、神奈川県予選での演奏をきっかけに母と和解し、正式に鳳月会の跡継ぎになります。さわとを演じたのは「アイドルマスターシンデレラガールズ劇場」の五十嵐響子役や「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の双葉理央役を演じた種崎敦美さんです。世間知らずなところもあるお嬢様で本作のヒロインであるさわとを種崎敦美さんがどう演じるのか、楽しみにしていたファンも多いようです。