涙なしでは読めない!私史上最高に泣けた「恋愛漫画」特集


皆さんは、「恋愛漫画」で泣いた経験はお持ちですか? ハッピーエンドだったり、バッドエンドだったり、物語の結末は様々ですが、物語の中に入り込んでしまってるがために、気がついたら涙が出ていたという経験をお持ちの方も多いはずです。

今回は、『私史上最高に泣けた恋愛漫画』をテーマに、皆さんのオススメの恋愛漫画をインタビューしました。いずれの作品も重厚なストーリーで、泣いたあとが残っても困らないように、休日に家に引きこもって読みたいですね!


僕の初恋をキミに捧ぐ (青木琴美)

(あらすじ)
主人公は心臓病を患い、入退院をくりかえしていた少年・逞とその主治医の娘・繭。繭は頻繁に逞の病室に遊びに来ていて、二人は両思いの仲でした。ある日、逞は繭に、「大人になったら僕のお嫁さんになって下さい」とプロポーズし、繭もそれに応えた。しかし、逞は、自分が「20歳まで生きられない」ことを知ることになる。長生きできない自分は繭を悲しませてしまうからと距離を置こうとする逞であったが、繭の気持ちは離れなかった。なぜならプロポーズを受けた時には既にその真実を知っていたのだった。

二人は中学、高校と同じ時間を過ごしながら、時にぶつかり合うも、気持ちが変わらずにいた。 そして、幼い頃に交わした約束を果たすために、逞はある決断をすることになる・・・。

(読者の感想)
私が今まで読んだ中で一番泣けた恋愛漫画は「僕の初恋をキミに捧ぐ」です。幼なじみ2人の純愛を描いた作品ですが、ある時から彼が彼女を避けるようになって、その理由が切なくて泣けます。2人の不器用さも相手を想う気持ちも胸キュンしっぱなしで、どうか幸せになってと祈りながら読みました。純愛モノ、青春漫画が好きな方はどハマりする漫画だと思います。(27歳・女)


天使なんかじゃない (矢沢あい)

(あらすじ)
冴島翠は新設の聖学園に通う元気な女の子。第一期生徒会の副会長になったが、会長はなんと気になっていた須藤晃に。生徒会の初仕事が学園祭に決まり楽しい毎日を送っていたが、晃にヒロコという彼女がいることを知り…?

(読者の感想)
彼を想う主人公の真っ直ぐな気持ちと優しさに魅了され、彼の支えになりたいと頑張る姿に感動します。高校生という事もあり、恋愛・進路の様々な背景が自分とリンクされ、感動と共に元気ももらいました。読む時は毎回号泣でした。大人になってから読み返しても焦る事のない、主人公達の愛に溢れた最高の漫画です。(31歳・女性)

私の最高の恋愛漫画は矢沢あいさんの作品の「天使なんかじゃない」です。当時はまだ小学生でしたが、翠と晃の純粋な恋愛に憧れていました。また、お互いに好き過ぎての悲しい一面も見られ最後の方は涙なくしては見られないほど今も大事な漫画です。恋愛における温かく優しい気持ちをこの作品で学んだように思います。(37歳/女性)


NANA―ナナ― (矢沢あい)

(あらすじ)
幸せの名をもつ少女が自らの意志で、運命を、切り拓く…。小松奈々と大崎ナナ…同じ名前を持つ2人の少女が繰り広げる、感動の恋のストーリー! 2人の「ナナ」、それぞれの幸せはどこにある…?

(読者の感想)
矢沢あい原作の「NANA」おすすめです。感情移入しすぎて翌日のアイメイクが大変でした(笑)主人公の大崎ナナと本城蓮の恋愛は華があって、もちろん素敵で良いです。が、登場人物ごとに恋愛観が異なって、「私は○○と○○みたいな関係が好き!」と友達同士で盛り上がれる作品でもあります。洋服などしっかり描き込まれていて、ストーリーも細部も楽しめます。この作品をきっかけに矢沢まんがにハマりました。(25歳/女)


なみだうさぎ~制服の片想い~ (水瀬藍)

(あらすじ)
席替えは、一大イベント。誰のとなりになるのか、ドキドキ。中3、初めての席替えで、鳴海(なるみ)のとなりになった桃花(ももか)。「クラス一、地味で変人」「となりの席になると一生彼氏ができない」とウワサの彼に、桃花はおびえっぱなし。だけど、鳴海の優しさや意外な素顔を知るたびに、胸がきゅうっとして…!?

(読者の感想)
わたし史上最高に泣けた恋愛漫画といえば、「なみだうさぎ制服の片想い」です。恋愛に慣れていない主人公が、好きな人を振り向かせるために奮闘する姿に泣かされます。また、本当に好きになった人に振られてしまうシーンは、自分の片思いを思い出してすごくせつなく感じられました。恋愛で上手くいっていない人は絶対に共感できる作品です。(26歳/女性)


この世界の片隅に (こうの史代)

(あらすじ)
戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。

(読者の感想)
泣ける恋愛漫画といえば、私は「この世界の片隅に」を思い浮かべます。戦争漫画というイメージの強い人もいるかもしれません。ですが、主人公であるすずちゃんは確かに恋をしているのです。夫になった人に恋をしている姿はとても可愛らしいです。また、ほのかな恋心があったのかもしれない幼馴染との関係、夫が以前「結婚したい」とまで考えていたという遊郭の女性に対する気持ちなど、様々な場面ですずちゃんは恋をしている女性の表情をほんの少し見せています。時代背景をしっかりと考えられた作品であり、戦争時代を描いていると思われがちなこの漫画ですが、その時代を生きる女性の「恋愛漫画」でもあるのです。(38歳・女性)


ハチミツとクローバー (羽海野チカ)

(あらすじ)
6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら、結構楽しい生活を送る美大生・森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、少女のように小さく可憐な女の子・花本はぐみと出会い…!?

(読者の感想)
恋愛に不器用な大学生の報われない恋模様、優柔不断な主人公。本当にもどかしくて、だれでもいいから、報われないのかなとおもながらも、応援したくなる漫画です。何度失恋シーンで泣いたことでしょう。ラストは涙腺がおかしくなるくらいに、泣いてしまいました。恋愛って難しい、でも人は恋愛せずには、いられない生き物ということを痛感しました。(34歳・女性)


星の速さで駆けてく (谷川史子)

(あらすじ)
幼なじみの久の死を受け入れられずにいる志伸。恋人の寛ちゃんと大学進学も決まって、幸せなはずなのに、どこか心は凍ったまま…。そんな時、出会ったのは…!?

(読者の感想)
谷川史子さんの作品はどれもこれも大好きで推したいのですが、恋心で泣きたい時には「星の速さで駆けてく」が特におススメです。書店員コミック担当を長年して色んな作品に触れましたが、ちょっとした涙では無く号泣しました。 相手を想う気持ち、好きだと思い知りたい気持ち。好きな人に好きと言えるのはどれだけ幸せなことなのか、出会える奇跡は素晴らしいのだと考えさせられました。繊細な絵柄のタッチや暖かさは全作共通ですが、こんなに心に染みるのはストーリーやモノローグだけで無く、絵柄の力もあってだと思います。谷川さんの作品の恋愛は、決してハッピーエンドばかりではありませんが、そのリアルさが魅力です。(35歳・女性)


ストロボ・エッジ (咲坂伊緒)

(あらすじ)
仁菜子は素直でおっとりした高校生。まだ恋はしたことないと思っている。自分に想いをよせる大樹への気持が恋だといわれて、いいヤツだとは思ってるけど…? ある帰り道電車で学校で人気の男子・蓮と出会う。少しの会話や笑顔だけで仁菜子は新しい気持を感じる。この気持はいったい…!? 仁菜子のほんとの初恋が始まる!

(読者の感想)
私が史上最強に泣けた恋愛漫画は、咲坂伊緒先生の「ストロボ・エッジ」です。この作品のヒロインは仁菜子という女の子で、蓮という男の子と最終的には結ばれるのですが、私はこの話の中で蓮が仁菜子と付き合う前に付き合っていた彼女との別れ話のシーンで号泣してしまいました。蓮の元カノは、蓮が仁菜子に揺れていることに気付き自分から別れを告げるのです。切なくて大人な元カノの対応がとても胸に刺さり、またやさしい気持ちきなることが出来ます。(22歳・女)


ホタルノヒカリ (ひうらさとる)

(あらすじ)
「負け犬」の次は「干物女(ひものおんな)」の時代が来る!? 恋愛するより家で寝てたい。……と思ってたのに、なぜか上司の高野部長と同居するハメになった蛍(ほたる)。しかも年下の彼・マコトまで現れて!? 干物(ひもの)女は忘れた恋心を取り戻すことができるのか?

(読者の感想)
ひうらさとる先生の「ホタルノヒカリ」は、負け犬で干し物女のホタルが、恋愛体験を経て、どんどんと魅力的な女子へと変貌していくストーリーが面白いです。最後は部長という、運命の相手と結ばれて、幸せになり、縁側でのシーンに心がほっこりしますね。ひうらさとる先生の作品で、一番すきです。若い子から、大人まで多くの読者に愛されている作品だと思います。(24歳・女性)


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