青年漫画： Blood Lines

漫画「Blood Lines」は東條仁が執筆しているシリーズのひとつで、集英社のヤングコミックで連載されていました。

ジャンルは人外アクション物で、人間をはるかに上回る能力を持っている吸血鬼のような特徴を持った種族である「血族」の覇権争いを中心として血族の１人である主人公とその娘が繰り広げるバトルアクションとなっています。

この漫画のオススメポイントとして、まず設定が面白いというところにあります。「血族」というこの漫画オリジナルの種族は吸血鬼のような特徴を持っていると言いましたが実際には吸血鬼とは異なっており、人間を襲って血を吸うというよりは同族である「血族」の血を吸う事を重要視しています。そうすることによって相手の能力などを奪う事ができるため自身の強化をすることができるという設定になっているためなのですが、実際に相手を襲うことはあっても直接吸血するシーンは描写としてはないというところも特徴となっています。しかも「血族」が吸血鬼であると言う表記も存在しておらず、日光を浴びても噛まれても増殖すると言う事もないため吸血鬼とは異なる設定であるとされています。そのため吸血鬼と言う設定や存在が苦手だと言う人や、これまでの吸血鬼と言う設定に飽きていると言う人には新しい刺激となるのでオススメだと評価されています。

また人外アクションとしても描写がしっかりしているというところはアクション系の漫画としての評価が高くなっていますし、登場人物たちの中には東條仁のほかの作品に登場している人物とそっくりとされている人物がいくつかいるため他の作品との関連性を匂わせるような部分があるというところもポイントになっています。特に登場人物たちに関しては所謂ヒロインの存在はそこまで主張されておらず、あくまで登場人物の一人として処理されていると言うところも他の漫画にはあまり見られない特徴ということでオススメされているポイントの一つです。